コラム

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もっと当院を知ってもらいます。

 最近、複数の情報源から「えがわ動物病院は高い」という情報が耳に入ってきています。またある患者さんから、すごくいい診療をしてるんだから、もっとその内容を公に人に知らせないと勿体ないよ。との貴重なご意見を頂きました。そこで筆不精の私が久々のコラムを再開します。

 それにつけても動物医療で「安い、高い」というのはどういう基準でみなさんが判断しているのかと考えさせられます。

 例えば、TVのCMで宣伝するような既製の商品であればストレートに「安い、高い」がわかりますが、われわれの医療は技術や使用する薬や検査の内容によってかなり診療費が変わってきます。またその中身を明細にきちんと表示しない病院もあります。

 そこでみなさんがわかりやすい「避妊手術」の例をあげてご説明しましょう。みなさんも複数の病院へコンタクトを取り「避妊手術はいくらかかりますか?」なんて聞くことがあると思います。そこでA動物病院はこみこみで35.000円でした。ところが当院では避妊手術はすべてこみにしますと65.000円になります。一見それだけを見ると「ぼったくってる。なんて高い病院」と思われます。さてここからが問題なのですが、実はその内容なのですが、まず術前検査です。これは簡単に元気があり食欲があれば省く病院もあります。そうすれば検査代は0円ですよね。当院では複数の血液検査をおこないます。また先天的に血液が固まりにくい病気もあるので凝固系の検査もします(人では当たり前)。それから心電図と血圧の測定もします。これだけで10.000円くらいになります。でもこれもかぎりなく100%に近い安全な手術をするための必要なプロセスと考えています。

 それから麻酔です。これも割安な注射の麻酔もありますが、これだと小型犬だと2、3000円ですみますが、麻酔の深度調整ができなく、万が一の時には致命的です。当院では麻酔前処置として痛み止めの投与や患者の不安を取り除く鎮静剤の投与をおこなうことで全身麻酔の量をへらし麻酔事故のリスクを減らす努力をしています。それから麻酔の深さを瞬時に調整可能なガス麻酔で行います。これは呼吸停止が起こった場合にすぐに人工呼吸で対応できる利点もあります。もちろん手術中は血圧、心拍数、吐く息のなかの炭酸ガスの濃度や血中の酸素の量をモニターし、少しでも異常があった時に対応できるようにしています。血管を縛ったりする糸も以前は絹糸を使っていましたが、現在は体に異物とならないように高価ではありますが合成吸収糸を使用しています。またほとんどの手術で静脈点滴をおこない、異常が起きた場合にすぐに薬物投与ができるようにもしています。また安くあげる場合は痛み止めなどの投与も行いませんが、当院では疼痛管理も行い、動物といえども痛みはあるので、少しでも痛みを取り除くことも当たり前に実施します。以上のような理由で当院の避妊手術は100%に近い安全と人間並みの疼痛管理をという理念で行っています。手術の金額だけでみれば高いのですが、もしあなたの犬がいい加減な手術や管理で取り返しのつかない事になったら、それでも安かったからいいんだと納得できますか?

というわけで当院ではこれからも「安全で質の高いの医療を」という理念で一切の妥協はするつもりはありません

いつの日か当院の理念を理解し、金額の「高い、安い」ではなく、個々の治療の中身で判断してくれる飼い主の方が増えること願っています。

次回ももっと「えがわ動物病院」を知って貰う為にがんばります。

 

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