診療日記

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診療日記:絹糸

今日は、ほかの病院で手術を受けたわんちゃんの傷口がうまく治らなかったということで、

その再手術を当院で行いました。

手術はすごく順調に終了しました。

 

今日の診療日記おしまい!!

 

 

 

 

・・・そんなわけありません。

 

再手術の時、前の病院で縫った糸も一度外したのですが、その糸に絹糸が使われていました。

 

最近は当院は絹糸を全く使わなくなったのですが、まだまだ使っている病院があるんですね。

 

絹糸は少し前までは、避妊手術から腫瘍の摘出までいろんな手術に用いられてきたのですが、

近年、生体にとって様々な問題が生じることが知られており

動物でも細菌の巣になりやすかったり、「無菌性結節性肉芽腫」や「縫合糸反応性皮膚炎」を起こしやすいと言われています。

もちろん、ほかの縫合糸でも起こる可能性はあるのですが、絹糸はダントツです。

ということで、当院では生体に残る糸には絹糸ではなく、吸収性の糸(時間がたつと溶けてなくなる糸)を使用しています。

 

ただ、絹糸が一番結紮力(縛る力)が強いので、そういった安心感はあるのかもしれません。

が、そこまでして縛らなければならない(要はそんな危険なものを使ってまで縛らなければならない、ほかのものでは一切代用できない)生体の場所ってないと思うのですが。

 

さらに現在では、レーザーや超音波の技術が進んで、糸を使わないである程度の結紮ができるようになっています。

ただ、これらの機器は獣医領域ではまだまだ使用実績が少ないため、

納得できる安全性が得られていません。

当院としては安心して皆さまに技術提供できるよう、しっかり安全確認したうえで導入する予定です。

 

これからも皆さんにとってよりご安心いただける獣医療をご提供できるよう取り組んでいきます!!

どうぞよろしくお願いいたします。

(世陸に影響受けて、通勤の歩きが競歩じみてる西原でした)

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